【FP監修】80歳からでも入れる葬儀保険 | 遺族に負担をかけない

楽しそうに笑う年配女性

近年は高齢化が進み、平均寿命は男女ともに80歳を超えています。その年齢になると、どうしても葬儀について考えざるを得なくなってきます。少子化していることもあり、葬儀費用の準備に悩む方の声も多くなってきました。

「親が80歳になりますが、葬儀費用の準備を何もしていません。子供は私だけなので負担が大きいと困ります。80歳過ぎでも入れる葬儀保険はありますか?」こんな相談がありました。

この記事を読めば、80歳からでも入れる葬儀保険について詳しく知ることができます。

この記事の執筆者

筆者:北原 美弥子

執筆者 北原美弥子

FP技能士2級保持。長年にわたり企業の経理部に在籍した経験から、財務、法務の知識も備える。資産運用、保険に関する記事の執筆に加え、近年は墓じまい、永代供養に関する記事を多数執筆。

この記事の執筆者

筆者:北原 美弥子

執筆者 北原美弥子

FP技能士2級保持。長年にわたり企業の経理部に在籍した経験から、財務、法務の知識も備える。資産運用、保険に関する記事の執筆に加え、近年は墓じまい、永代供養に関する記事を多数執筆。

目次

80歳からでも入れる?シニアにとっての葬儀保険とは

葬儀保険とは、その名の通り葬儀費用をまかなうための保険です。ほかの生命保険や死亡保険に比べ、シニア世代の方が加入しやすいのが特徴です。80歳の方でも加入が可能です。

シニア向けの葬儀保険の特徴

99歳まで更新することができる

葬儀保険は、年齢が80歳を超えていても加入が可能です。葬儀保険の契約期間は1年ごとの更新ですが、一度加入すると、99歳まで更新することができます。保険金の受取額もしくは保険料は更新時に見直しとなります。

持病があっても加入できる場合がある

葬儀保険は医師の診察・診断書が不要で加入がしやすい保険です。持病があっても、一定の条件を満たせば加入できる場合があります。ガン、心臓疾患、脳疾患の場合、79歳まで加入可能の葬儀保険があります。

80歳から葬儀保険に加入するメリット・デメリット

80歳から葬儀保険に加入する場合には、そのメリットとデメリットをよく理解しておく必要があります。

80歳から葬儀保険に加入するメリット

80歳から葬儀保険に加入する最大のメリットは、その年齢からでも葬儀費用の準備ができることです。

一般的に葬儀費用は100万円前後必要といわれています。葬儀保険はプランにもよりますが、80歳で加入しても100万円の保険金を受け取ることが可能です。葬儀保険に加入すれば葬儀費用の心配をせずに済み、遺族に負担をかけなくて済みます。

葬儀保険は加入するとさまざまな特約が無料で付けられます。たとえば、提携の葬儀社を紹介してもらえる保険金直接支払サービス特約余命3カ月の診断で保険金が生前のうちに支払われるリビングニーズ特約などです。さらに、無料の電話健康相談や健康診断の割引などの特典もあり、シニアの方にとっては充実した内容といえます。

80歳から葬儀保険に加入するデメリット

80歳から葬儀保険に加入するデメリットとして、支払う保険料が高くなる、あるいは受け取る保険金が少なくなる点があげられます。

葬儀保険に限らず、通常の死亡保険は、若いうちに加入するほど支払う保険料が安く、受け取る保険金が多くなります。これは若いうちに亡くなる人の数は少ないため保険会社のリスクが低いからです。高齢の人の場合、厳しい言い方をすればいつ何があってもおかしいため、保険会社は高い保険料を徴取するか受取保険金を減らすかしています。

80歳で葬儀保険に加入する場合には、保険料を抑えるか、保険金の額を少なくするかを判断する必要があります。

80歳から葬儀保険に加入する場合の注意点

80歳から葬儀保険に加入する場合に注意しなければならない点を挙げておきましょう。

保険金の受け取るための流れを説明しておく

保険金を受け取る場合、保険金受取人が保険会社に連絡し、指定書類に記入して申請しなければなりません。保険金の受取人に、保険金を受け取るための流れをきちんと説明しておきましょう。

告知義務違反にならないよう気を付ける

葬儀保険は、加入時に医師の診断は必要ありませんが、一定の条件は満たす必要があります。入院の予定があったり、加入時に認知症状がある人は加入できません。偽って加入した場合は、告知義務違反となります。

80歳から葬儀保険に加入したい方に向けた選び方

80歳から葬儀保険に加入したいという方は、どのような保険を選べばよいのでしょうか。選び方は2つあります。

受け取れる保険金が一定の保険を選ぶ

葬儀費用としてある程度の額の保険金が必要だという方は保険金固定型の保険を選びましょう。保険金固定型は、年齢に関わらず変わらない保険金を受け取ることができます。かわりに、支払う保険料は年齢ごとに上がっていきます。

保険料が上がらない保険を選ぶ

葬儀費用の準備はしたいけれど保険料が上がるのは負担になるという方は、保険料一定型の保険を選びましょう。保険料一定型は、年齢に関わらず支払う保険料が変りません。代わりに受け取れる保険金は年齢ごとに減っていきます。

80歳からでも入れる!シニア向けの葬儀保険を紹介!

80歳からでも入れるシニア向けの葬儀保険を紹介しましょう。

みんなのキズナ 保険金固定型葬儀保険
あんしん少額短期保険株式会社

月額保険料【男性】男性保険金
16,360
年払い:187,750円
2,000,000円
月額保険料【女性】女性保険金
8,260
年払い:96,250円
2,000,000円

【みんなのキズナ 保険金固定型葬儀保険】の特徴

  • 年齢に関わらず変わらない保険金を受け取れるが、年齢が進むにつれ支払う保険料が増加する
  • 40歳から84歳まで加入でき、保険期間は1年、最大99歳まで更新が可能
  • 受け取る保険金の額は1年ごとの更新時にのみ変更が可能、支払方法は月払いと年払いから選べる
  • 契約日から1ヶ月間は待機期間のため、保険金は支払われない

みんなのキズナ 保険料一定型葬儀保険
あんしん少額短期保険株式会社

月額保険料【男性】男性保険金
3,000366,860
月額保険料【女性】女性保険金
3,000726,550

【みんなのキズナ 保険料一定型葬儀保険】の特徴

  • 年齢に関わらず支払う保険料が一定だが、年齢が進むにつれ受け取れる保険金は減少する
  • 40歳から84歳まで加入でき、保険期間は1年、最大99歳まで更新が可能
  • 支払う保険料は、1年ごとの更新時にのみ増額・減額変更が可能、支払い方法は月払いのみ
  • 契約日から1ヶ月間は待機期間のため、保険金は支払われない

まとめ:80歳からでも入れる葬儀保険

当ページでのまとめはこちらになります。

  • 80歳からでも一定の条件を満たせば葬儀保険に加入できる
  • 80歳からでも葬儀保険に加入すれば、葬儀費用の準備ができ、遺族の負担を減らすことができる
  • 80歳で葬儀保険に加入する場合には、保険金固定型か保険料一定型のどちらかを選ぶ
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