【FP監修】たった1,000円から始める!葬儀保険を賢い選び方とは

1,000円から始める葬儀保険

近年は、まだ元気なうちに「終活」について考える方も多くなってきました。身の回りの整理、財産相続などに加え、葬儀費用についても周囲に迷惑をかけずに済むよう葬儀保険に加入する方が増えているようです。

「まだ元気なうちに葬儀費用の準備をしておこうと考えています。1,000円程度で始められる葬儀保険があると聞いたのですが、70代で加入した場合、葬儀費用をどの程度カバーできるのでしょうか。」このような相談がありました。

今回、解説する記事の内容をまとめました。

  • 無葬儀保険には「無告知型」「保険金固定型」「保険料一定型」の3種類がある。月当たり1,000円で始めるのであれば「無告知型」か「保険料一定型」の葬儀保険がおすすめ
  • 1,000円で始める葬儀保険が葬儀費用をどこまでカバーできるかは、始める年齢による
  • 1,000円から葬儀保険を始めるメリットは、保険料が家計の負担にならず、加入がしやすいこと
  • 1,000円から葬儀保険を始めるデメリットは、保険料一定型保険を除き、保険料が更新年齢ごとに毎年上がること
  • 葬儀保険「みんなのキズナ」のプランは「無告知型」「保険金固定型」「保険料一定型」の3つから選べる
  • 葬儀保険「みんなのキズナ」なら、月当たり1,000〜1,300円程度の保険料で始められる。40歳〜84歳まで新規加入が可能

この記事を読めば、たった1,000円から始める葬儀保険の賢い選び方や申込の流れ、加入する際の注意点など詳しく知ることができます。

この記事の執筆者

筆者:北原 美弥子

執筆者 北原美弥子

FP技能士2級保持。長年にわたり企業の経理部に在籍した経験から、財務、法務の知識も備える。資産運用、保険に関する記事の執筆に加え、近年は墓じまい、永代供養に関する記事を多数執筆。

この記事の執筆者

筆者:北原 美弥子

執筆者 北原美弥子

FP技能士2級保持。長年にわたり企業の経理部に在籍した経験から、財務、法務の知識も備える。資産運用、保険に関する記事の執筆に加え、近年は墓じまい、永代供養に関する記事を多数執筆。

目次

たった1,000円から始める!葬儀保険の賢い選び方

1,000円から始められる葬儀保険とはどのようなものなのでしょうか。葬儀保険の賢い選び方を解説していきます。

たった1,000円から始める!葬儀保険の賢い選び方とは

葬儀保険を選ぶ際には、月当たりの支払額を重視するか、葬儀時の受取金を重視するかをまず決めましょう。葬儀保険には「無告知型」「保険金固定型」「保険料一定型」の3種類があり、支払額重視か受取金重視かで向いている保険が異なります。

加入時の年齢にもよりますが、月当たり1,000円程度で始めるのであれば「無告知型」か「保険料一定型」の葬儀保険がおすすめです。

「無告知型」と「保険料一定型」は年齢が上がるにしたがって、受け取ることのできる保険金は減少していきます。「保険金固定型」は受け取れる保険金は変わりませんが、支払う保険料が年々増加していきます。

1,000円から始める葬儀保険に加入するための流れは?

1,000円から始める葬儀保険に加入するための流れは以下の通りです。

STEP1 資料請求

保険会社のサイトにアクセスして、資料請求をしましょう。サイトからダウンロードすることもできます。サイト上で葬儀保険のことが理解できたら、飛ばしても構いません。

STEP2 申込

保険会社のサイトにアクセスして、web申込をするのが一番早い方法です。当サイトにあるインターネット申込をクリックすれば保険会社のサイトに自動的に接続します。

STEP3 プラン選択

希望する葬儀保険のフォームに生年月日、性別等を入力すると加入可能な保険が自動で検出されます。希望する口数(受け取る保険金)を選びましょう。

STEP4 加入条件確認

加入条件を確認します。医師の審査は不要です。設問にすべて「はい」であれば加入できます。

STEP5 意向確認・重要事項確認

プランの内容が、当初希望した意向と合致する内容となっているか確認します。質問に対するご回答が一つでも「いいえ」の場合は申込ができません。

STEP6 申込情報入力・最終意向確認

申込者情報および死亡保険金受取人情報、支払方法を入力して最終意向確認にチェックを入れます。

STEP7 申込内容確認

入力した情報がすべて表示されるので、間違いがなければ次へ進みます。

STEP8 支払情報入力

支払いにクレジットカードを選択した場合は、カード情報を入力します。銀行口座振替を選択した場合は、申込受付完了後に振替依頼書が送付されてくるので必要事項を記入して速やかに返送します。銀行口座振替依頼書を会社が受付けた日が正式な申込日となります。

STEP9 申込完了

後日、保険会社から保険証券が送付されてきます。

葬儀保険は、申込完了となっても申込方法及びプランにによって契約日及び保障開始日が異なります。

1,000円で始める葬儀保険はどこまでカバーされる?

葬儀関連の費用は、一般的に平均100万円前後かかるといわれています。葬儀費用をどこまでカバーできるかは始める年齢によります。

1,000円で葬儀保険を始めた場合、60代からの加入で50万~100万円、70代からの加入で30万〜50万円の保険金が受け取れます。

60代以降の方が葬儀保険に加入する場合、1,000円程度の保険料で葬儀費用をすべてカバーするのは難しいといえます。保険金で葬儀費用をすべてカバーしたい方は、保険料の月額をもう少し増やして考えてみても良いかもしれません。

1,000円から葬儀保険を始めるメリット・デメリット

1,000円から葬儀保険を始めるに当たっては、そのメリット・デメリットをよく理解しておくことが必要です。ここでは1,000円から始める葬儀保険のメリット・デメリットについて詳しく解説していきましょう。

1,000円から葬儀保険を始めるメリット

1,000円から葬儀保険を始めるメリットとして、1,000円程度であれば家計の負担にならず、加入がしやすい点が挙げられます。また、1,000円程度の保険料でもある程度の金額の保険金を受け取れることもメリットです。

また、70代からでも加入できる点も大きなメリットです。高齢になるほど1,000円の保険料で受け取れる保険金は少なくはなりますが、葬儀費用の一部をまかなうことはできます。

葬儀保険には月当たり500円で加入できるものもありますが、60代〜80代で加入した場合には、受け取れる保険金の額は10万〜30万円程度です。保険料を月額1,000円程度にすれば、受け取れる保険金が50万〜70万円程度まで上がります。

1,000円から葬儀保険を始めるデメリット

1,000円から葬儀保険を始めるデメリットとして、保険料一定型保険以外は、保険料が更新年齢ごとに毎年上がることが挙げられます。また、年々、受け取れる保険金の額が少なくなっていきます。

加入1年目は3カ月間の免責期間があるので、その分保険料が安く設定されています。加入時には月当たり1,000円だったとしても、2年目は1,400円になります。以降、更新ごとに保険料が上がり、5年後には保険料が1,700円程度となります。

葬儀保険の保険料は「掛け捨て」なので、契約期間が終了しても満期保険金がありません。契約期間中に途中解約した場合も、支払った保険料の返金はありません。

1,000円から始められる葬儀保険プランと加入可能な年齢

葬儀保険「みんなのキズナ」のプランは「無告知型」「保険金固定型」「保険料一定型」の3つから選べますが、月当たり1,000〜1,300円程度の保険料で始められる葬儀プランと加入可能な年齢は以下の通りです。

無告知型葬儀保険

無告知型葬儀保険は、加入するときに医師の診断書や健康告知などが必要ない保険です。無告知型葬儀保険の保険料の支払は年払いのみです。年払いを月当たりの金額に換算しています。

死亡時受取金加入可能年齢(男性)加入可能年齢(女性)
100万円40歳〜51歳40歳〜58歳
90万円40歳〜53歳40歳〜60歳
80万円40歳〜55歳40歳〜62歳
70万円40歳〜57歳40歳〜66歳
60万円41歳〜60歳43歳〜68歳
50万円44歳〜62歳48歳〜70歳
40万円48歳〜65歳53歳〜73歳
30万円53歳〜68歳61歳〜76歳
20万円59歳〜75歳68歳〜79歳
10万円69歳〜79歳77歳〜79歳

保険金固定型葬儀保険

保険料一定型葬儀保険は、受け取る保険金が固定されている保険です。年齢に関わらず変わらない保険金を受け取れますが、代わりに年齢が進むにつれ支払う保険料が増加していきます。

死亡時受取金加入可能年齢(男性)加入可能年齢(女性)
300万円1,000円程度の保険料での加入は不可40歳〜42歳
250万円40歳40歳〜48歳
200万円40歳〜46歳45歳〜53歳
150万円48歳〜51歳53歳〜60歳
100万円53歳〜57歳62歳〜68歳
50万円64歳〜68歳73歳〜76歳
30万円71歳〜74歳79歳〜81歳

保険料一定型葬儀保険 1,000円プラン

保険料一定型葬儀保険は、一定の保険料を支払い続ける保険です。支払い保険料が一定である代わりに、年齢が進むにつれ受け取る保険金が減少していきます。保険料一定型葬儀保険の1,000円プランは、40歳〜84歳まで新規加入が可能です。

死亡時年齢死亡時受取金(男性)死亡時受取金(女性)
40歳1,860,210円2,344,450円
45歳1,508,190円2,002,580円
50歳1,160,540円1,644,500円
55歳861,950円1,374,340円
60歳619,350円1,112,610円
65歳455,040円871,870円
70歳324,550円644,830円
75歳208,500円410,690円
80歳122,290円242,180円
85歳71,530円131,330円
90歳43,860円68,950円

上記に挙げた3つの葬儀保険プランは、月当たり1,000円程度の保険料で40歳〜80歳くらいまで加入が可能です。受け取れる保険金の額は、60歳代で80万円前後、70歳代以降の加入では、受け取れる保険金はぐっと下がってきます。

同じ1,000円の保険料の支払いでも、女性よりも男性の方が加入可能年齢が低く、受け取る保険金も少ないです。これは男性の方が女性より平均寿命が下回っているのが理由です。

1,000円から始められる葬儀保険に関するよくある質問

1,000円から始められる無告知型葬儀保険に関してよくある質問には以下のようなものがあります。

  • 年齢が進んでも保険料をずっと一定にしておけますか?
  • 高齢で持病があっても加入できますか?
  • リビング・ニーズ特約とはなんですか?

「保険料一定型保険」は、年齢が進んでも保険料が一定です。そのほかの葬儀保険は、年齢が進むにつれて保険料が上がります。また、「無告知型葬儀保険」は高齢で持病があっても一定の条件を満たせば加入することができます。

「リビング・ニーズ特約」とは、被保険者の余命が6か月以内と判断された場合、6か月分の保険料相当額を差し引いた保険金を生前のうちに支払う制度です。「保険料一定型保険」と「保険金固定型葬儀保険」の加入者は無料で付けられます。

1,000円から始められる葬儀保険のランキング

葬儀保険は、本人の死亡の際、保険料が速やかに支払われるので、葬儀費用の負担を抑えることができます。1,000円から始められる葬儀保険をランキングで紹介しましょう。

1位 みんなのキズナ 無告知型葬儀保険

無告知型葬儀保険は、加入するときに医師の診断書や健康告知などが必要ない保険です。疾病がある高齢の方でも加入しやすいのが特徴ですが、健康告知ありの保険に比べると保険料がやや割高になります。

40歳から79歳まで加入できます。保険期間は1年で、最大99歳まで更新が可能です。プランは1口(10万円)から最大10口(100万円)まで選べます。

契約日から3ヶ月間は待機期間のため、保険金は支払われません。申込時点で、本人が入院中であったり、著しい認知などで要介護の場合は、保険に加入できません。

2位 みんなのキズナ 保険料一定型葬儀保険 1,000円プラン

保険料一定型葬儀保険は、一定の保険料を支払い続ける保険です。支払い保険料が一定である代わりに、年齢が進むにつれ受け取る保険金が減少していきます。

40歳から84歳まで加入できます。保険期間は1年で、最大99歳まで更新が可能です。支払方法は月払いのみです。医師の診断書は不要ですが、入院中や要介護の方は加入できない場合もあります。

契約日から1ヶ月間は待機期間のため、保険金は支払われません。支払う保険料は、1年ごとの更新時にのみ増額・減額変更が可能です。

3位 みんなのキズナ 保険金固定型葬儀保険

保険金固定型葬儀保険は、受け取る保険金が固定されている保険です。年齢に関わらず変わらない保険金を受け取れますが、代わりに年齢が進むにつれ支払う保険料が増加していきます。若い年齢で加入するほど保険料は安く済みます。

40歳から84歳まで加入できます。支払方法は月払いと年払いがあります。医師の診断書は不要ですが、入院中や要介護の方は加入できない場合もあります。

契約日から1ヶ月間は待機期間のため、保険金は支払われません。受け取る保険金の額は、1年ごとの更新時にのみ変更が可能です。

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